管理栄養士さんの食品衛生の話

管理栄養士さんから食品衛生の話を伺いました。

実は食中毒の件数と患者数を見ると、
一年中を通して食中毒は発生しているとか。

日頃からできる食中毒を起こさない対策としては、まな板を分けること。
肉や魚用と野菜用に分ける。いやいや、「まな板は1枚しかないわよ」ということであれば、最初に野菜を切って、そのあとに、肉や魚を切るようにするといいそうです。

魚を切ったまな板を洗ったつもりで野菜をカットして、一夜漬けをした。
その結果、感染性の腸炎ビブリオに感染し、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・発熱に見舞われたということもあったようです。

それから、卵の殻にサルモネラ菌がついている可能性がある。ってご存知でしたか?
卵を割った後には、手を洗う必要があるんですね。

ほかにも、シチューやカレーを大量に調理したとき、ジャガイモを使うのであれば、しっかり加熱すること。加熱が足りないと、ウィルシュ菌にかかる可能性もあるそうです。

油断してはいけないのが手に傷がついちゃった場合。絆創膏をつけているからOKとは思わないで、ビニール袋を使うこと。傷や絆創膏からそこにブドウ球菌が潜んでいるかもしれないそうです。

食中毒予防の3原則は 病原菌を

  1. つけない ---清潔にする
  2. ふやさない ---手早く調理する
  3. やっつける ---加熱と冷却を徹底する

だそうです。

そして、日頃からできる対策には、手洗い・うがいがやはり基本。
手洗いのやり方を見ると、実は奥深い。

  1. 手のひらをあわせて
  2. 手の甲を伸ばすように
  3. 指先やつめの間も、渦を描くように
  4. 指の間も十分に
  5. 親指を手のひらでねじるように
  6. 手首も忘れずに

長い。。。。でもこれが大切なのですね。

指先が洗い残しになることが多いようです。

これからの時期、冬になるとノロウイルスが脅威。
自分のためにも周りのためにも、食品衛生は徹底したいですね。

NPO法人子どもの森の話を伺いました

NPO法人 子どもの森 理事長 吉田隆子さんのお話を伺ってきました。

食は命を守る。そして、社会を変える力がある。”正しい食べ物”を選び、それがどのように今目の前に来ているかを知り、作り、味を付け、食べる。そして、体の外へと排出する一連を体験する。「きいろ」「しろ」「あか」「みどり」の4つのお皿で何を食べているのか理解しながら毎食を食べる。食育の活動を目の当たりにしました。

●子どもの森とは

子どもだけで活動するそうです。
親が近くにいると、子どもは親を頼るし、親も子どもから目が離せなくなるのですね。
その状況で、お作法を学んだり、美しい挨拶をしたり、お茶を飲んだり、好奇心を見せたり、チャレンジしたり、そしてゆったりと過ごす。
子どもにとって、とても成長できる場だろうなぁと思います。子どもの森のWebサイトはこちら

 

●食べるとは、「命を守ること」そして「社会を変えること」

食べる とは、「命を守ること」 とおっしゃったのが印象的でした。
食べることの練習が足りていないから、

  • 咀嚼(そしゃくができない)
  • 何を食べていいのかわからない
  • とりあえずサプリメントに頼ればいいと思ってしまう

俯瞰的に考えると、「食」は人を変えるんだ。と。
これは、社会を変えることにつながる。と。
つまり1日3回食べれば、3回社会を変える機会がある。

そう思えば、食事をするときに、一人で食べるときも誰かと食べるときも意識が変わります。

 

●子ともが身につけてほしい5つの能力

続いて、子ともが身につけてほしい5つの能力を上げてくださいました。

  1. 食べ物を選ぶ力 = 料理選択教育 --->食と文化に関わってくること
  2. 食べ物の育ちを知る力 = 食農教育 --->いのちの育ちを食を知ること
  3. 料理する力 = 調理教育 --->料理と食の関係を自ら知ること
  4. 味がわかる力 = 味覚教育 --->食と人間関係を知ること
  5. 元気な体がわかる力 = 快便教育 --->食べたら出す。食と健康のかかわりを知ること

だそうです。なるほど、なるほど。
”正しい食べ物”を選び、それがどのように今目の前に来ているかを知り、作り、味を付け、食べる。そして、体の外へと排出する。
一連の流れを体験・体感するのってとてもとても大切なことですね。

 

●子どもの離乳食や幼児食

子どもの森は、もちろん対象は子ども。「食育」をテーマにした子育て支援をしているので、子どもの離乳食や幼児食に関してのとらえ方もなるほどと思いました。

0歳から2歳

  • 自分で食べるようになる
  • 一生懸命食べる
  • 咀嚼(そしゃく)を覚える

2歳から3歳

  • 一緒に食べる
  • 真似て食べる

3歳から5歳

  • 楽しく食べる
  • 誰かと一緒にやり取りしながら食べる

また、食事中に落ち着かない子の多くは、椅子に座っているけれど、足の裏がぶらぶらしている状態が多いそう。足が床につくようにすると、落ち着いて食べられるようになるそうです。
ぶらぶらしていると心も落ち着かないということ。
大人も立ち飲み屋での食事では、足をどこか落ち着く場所につけたりするけれど、なかなかここをを落ち着けて食べたり飲んだりはできないものですし。大人と同じですね。

食卓に望まれるものは、

  • 心が満たされた食卓
  • 笑顔共感を沸き起こされた食卓
  • よかったねー、とありのままを受け売れる食卓

に集約されるそうです。食べても「おいしいね」と思うだけじゃなくて、言葉に発して、そして、一緒に食べると楽しいですし。

 

●味覚は命を守る関所

最後に「味覚の教育」についてもお話をしてくださいました。
味覚は命を守る関所の役割をしてる。と。
味覚教育が目指すものは感性の豊かな子だそうです。

味覚は栄養素の信号。確かに子どもの時は、は辛いもの、酸っぱいものはおいしく感じない。これは、体に刺激物だから体が入れちゃダメ!と言っているんですよね。
幼児期の味覚は旨味と甘味、そして、
学童期の味覚は幼児期から徐々に高まって、小学3年生のころから安定していくとか。

 

●「きいろ」「しろ」「あか」「みどり」の4つのお皿

そうそう、4つのお皿の話もすごく参考になりました。
日本の伝統的な食事である主食一汁二菜の献立を基本に、それを子どもにわかりやすく色分けして示した方法のこと。

  • 「きいろ」は主食、
  • 「しろ」は汁物、
  • 「あか」は肉や魚などの主菜、
  • 「みどり」は野菜の副菜で、

この4色のおさらを揃えればバランスの良い献立になる、というもの。
一汁三菜にするには、果物を入れてもいいし、漬物を入れてもいいし、ちょっとした海藻(もずくとか)を入れてもいいし。
4色に色分けされているので、主菜と副菜についても学べるし、「きいろ」「しろ」「あか」「みどり」のどれにもお皿が乗っていないと、何か栄養価が足りていないということが一目瞭然!

かわいいランチョンマット、我が家でも取り入れようかと考えています。