お椀の位置、左上右下

先日、食育に関わる講演会へ参加しました。

その中で、「一汁三菜の配膳は?」 という質問がありました。

正しくは、この配置ですよね。
主食が左、汁物が右。そして、副菜と主菜が奥にきて、香の物は真ん中に。

ご飯の朝食
ご飯の朝食

ご飯が左に理由を調べてみたところ、、、

  • 左の方が位が高いとされていること。
  • 古来、お米を何より大切にしてきた日本人の「ありがたく頂く」という心をあらわしていること(なぜ、ご飯茶碗は左側に置くの?

だそうです。

左の位が高い「左上右下」の考え方は、飛鳥時代に遣唐使などを通じて中国から伝えられたそうです。
唐の時代、中国では「天帝は北辰(ほくしん)に座して南面す」という思想があったようす。日が昇る東は日が沈む西よりも尊いという考え方です。
また、陰陽五行で「左」は陽で「右」は陰にあたることからも左のほうが高いとされています。

この「左上右下」はいろいろなところに見ることができます。
一つはお雛様とお内裏様の飾り方。
当事者の人形側から見て、左をお内裏様、右をお雛様にするこの飾り方は、日本古来の飾り方。京都などでよく見かけます。関東では、この逆を飾るのが主流になっています。

なぜか。

それは、世界通例に沿った飾り方をしているから。
西洋では、右が上位です。(右がright (だたしい)と言われることからもわかります)

オリンピックの表彰台も、金メダリストを真ん中にして、その右(向かってみると左)側が銀メダリスト、その左(向かってみると右)側が銅メダリストになっているのもこの右上位に関係しています。212859

また、左上位は着物にもあらわされています。
衿は右前で着ます。自分から見て左衿を右衿の上にして着る作法です。
ふすまや障子のはめ方も、ふすまや障子から見て左側を前にする決まりがあるようです。

一つ一つのことに、文化があって、歴史があるんですね。
とても興味深くて面白いです。