もう一回来ると上手になるかしら

楽卓の教室 和菓子づくり で 3月28日に参加された方の言葉です。

「もう一回来ると、上手になるかしら?」

 

お年は75歳。実はご近所さんです。私が赤ちゃんの頃からお世話になっている方。まだ幼く、泣いている私をあやしてくれた方。「はいはい。泣きなさい。泣きなさい。」と言って私をあやしてくれたらしい。(私は覚えてませんが。。)

いつもムードメーカーで、この方がいると場が和んだことを思い出します。

祖父の家を改装してこの「楽卓の教室」を行っていますが、そのことも全部ご承知のこの方。

「そうねー、ほんとおじいさんもよろこんでいるんじゃない? 人が集まってくることを何よりも好きな方でしたでしょう」って。。。そうです。そうです。祖父は人のために、誰かのために何かできないか。そればかりを考えていました。

歯に着せぬ話し方をされる方、その場にいる人達が笑いに包まれる方、ちょっとだけせっかちな方。
そんな方ですが、向上心が人一倍あるんだなぁと思った一言です。「もう一回くると。。。」。

確かに、練り切り菓子の「さくら」を包む行程で難儀な様子でした。
花びらの成形もちょっと苦手な様子でした。

難儀だから、苦手だからそこでやめる。 ではなくて、「もう一回」という心意気。
向上心がすごいなぁと思います。

楽卓の教室は「楽しんでもらう」「和菓子をもっと身近に感じてもらいたい」という気持ちで行っています。なので、上手になる事、早く作れることが目的ではありません。
ですが、この方の向上心は学ぶべき事があります。

 

「私さぁ、せっかちでしょう。 だから、なんか雑なのよね。」
→ええ。。。それは確かにそうかもしれません。でも、人一倍楽しんでくださっていて、本当に嬉しいです。

「身長ね1cmちょっとかな。縮んだの。」
→って。。。。ふとみると、常に姿勢が良いんです。それは、背筋がしっかりしているように思います。

「家ではなーーーんもせんのよ。だからね、楽しませてもらったの。ほんとに笑ったわー」
と言いながら帰って頂けました。心から楽しんでくださった様子。
私も本当に楽しかったです。ありがとうございます。

楽卓の教室 初めての和菓子づくりを終えました。楽しいひとときをまたみなさんと一緒に過ごせるよう、来月の和菓子を考え中です。